仙台市民の3人に2人が食べたウーシャン麺。愛と勇気と炎の拉麺屋たいらん。宮城県仙台市青葉区、泉区。

店主ごあいさつ

初めまして、店主の望月太郎です。

あなたに、私の事をよく知って貰いたいと思うので、まずは自己紹介をします。1971年生まれ、おひつじ座のA型です。私は、小学校5年生の時に、転勤族の両親と共に仙台に引っ越して来ました。

その後、中学生の時両親は離婚、私は母に引き取られました。
母は、自分の離婚による引け目からか私に甘く、それをいい事に私は好き勝手の毎日。高校も、1年生の夏には中退、あげくの果てには17歳で家を飛び出し、友達の家を転々と居候していました。

ですが、さすがにこのまま無職ではまずいと思い、QJ(当時の求人雑誌)で見つけた和食店の皿洗いや、ラーメン屋での出前のアルバイトなどを始めました。

今、考えると凄く恥ずかしいのですが、その頃の私は、楽な作業でお金が貰えれば、仕事は何でも良かったのです。
それが今から約20年前の私の姿です。

月日は経ち、やがて私も中華鍋を振らせて貰えるようになり、いっぱしの職人を気取っていましたが、料理を作っているだけの単調な毎日に飽きも出てきます。「こんな事をいつまで続ければいいのだろう?」と、疑問を持ちながらの日々が続きました。

しかし、ある日、私の心にドーンと響く出来事があったのです。
食事を終えた親子連れのお母さんが、私に向かって、他にお客さんがいるのも気にせず、厨房の窓ガラスに、指で「おいしかったよ!」と、喜びの気持ちを書いて、大きな拍手をしてくれたのです。
娘さんも恥ずかしそうにニコニコしながらお母さんと手をつないで店を後にしました。
びっくりしたのと同時に、ものすごく感激しました。そして、お客さんと料理に対する自分の半端な気持ちがとても恥ずかしくなりました。

話は変わりますが、私が子供の頃、父は単身赴任や出張ばかりで、あまり家には居ませんでした。

ですが、家族の誕生日には、「今日は、御馳走を食べるぞ」と言って、父のお気に入りのお店に連れて行ってくれました。
父は、店に行くと、必ず自分の家族を店主に紹介しました。
お店の人に、かしこまった挨拶をされ、私は照れながらも、自分がちょっと大人になれたような気がしました。
大好きなお酒でほろ酔いになった父。私は、その楽しそうな父の横顔を見ているのが好きでしたし、少ない時間の中でも父なりに家族を大切に考えている事を、とても誇りに感じていました。
そんな父を囲んでの、何にもかえがたい家族との楽しい時間。

その、親子の後ろ姿に、自分の家族との昔の思い出が重なったのです。
これが、私に、「この仕事を生涯やり遂げたい!!」と、決断させる出来事でした。その日から私は、もっと多くの人に喜んでもらう為、心を入れ替え、さらに修行に励みました。
職人の厳しい縦社会の中で、一流の技術と人をもてなす心の余裕を身に付けるには、他人よりもさらに多くの経験を重ねなければいけません。

毎日、朝から夜中まで仕込みと清掃の繰り返し、その合間をぬっての料理法の
勉強。厳しい親方からの指導やプレッシャーに負けそうになり、何度も「やっぱ
りダメかも..」と思いました。

しかし、その度に、「あの時の親子の笑顔」が自分を励ましてくれたのです。
調理の専門学校に通う時間は全くありませんので、本屋で参考書を探して来て、「食文化理論、衛生法規、栄養学、食品学、公衆衛生学、食品衛生学、調理理論」を独学し、晴れてプロとしての国家資格「調理師免許」も、しっかり手に入れました。
そして、もっと沢山の人と、あの時の楽しさを分かち合いたく、この《愛と勇気と炎の拉麺屋 たいらん》を開店したのが11年前。

最初は、たった4人のスタッフでの船出でした。

独立開業という、夢と希望に満ちた想いとは裏腹に、お客さんが食べて下さった後、どのような表情をされるのか不安で顔を上げられない、そんな毎日が続きました。
11年たった今でも、その気持ちに変わりはありません。
ですが、一人、又、一人と、「美味しかったよ。」「頑張れよ!」と、この店を応援して下さる方が増えました。

そして、たくさんの方に「たいらんに来ると、ほっとする」「まるで実家に帰って来た時のような気持ちになる」とまで、言ってもらえる店になりました。 「二人の一生に一度の思い出に」と、毎週の様に来ていた若いカップルが、ラーメン屋なのにも関わらず、結婚式の二次会の場所に選んでくれました。

店の所帯も大きくなり、弟子2人を中心に総勢23名のスタッフの手を借りないとお店が回らない、そんな嬉しい状況に辿り着く事が出来ました。

彼らは、私のその思いに応えようと、職人上がりの厳しい指導にも喰らい付き、時には涙をボロボロ流し、ある時は顎が外れる位笑い、一緒に夢を追いかけてくれています。

口下手で恥ずかしがり屋の私は調理中以外いつもふざけてばかりいます。
それは、本音を日常の中で表に現す事が苦手だからなのです。なので、ラーメン一杯の中に思いを詰め込んで自分の人に対する想いを表現しています。

そんな言葉足らずな私を、スタッフ1人1人がよく理解し、私の思いをしっかりとお客さんへ伝えてくれています。

スタッフも、仕事やプライベートなどで、辛い事も山ほど有りました。ですが、その度に、お客さんの幸せそうな笑顔や、「美味しかったよ!」の一言を思い出し、勇気付けられ、「また明日から頑張るぞ!」と前向きな気持ちになれます。

そのお客さん達への恩返しをするつもりで、今度は、あなたが明日頑張る為の力の源になる。
そして、「家族との思い出」の中に刻まれるような最高の一杯を磨き上げ、それを提供するのが私の使命であり、この店をやっている本当の理由なのです。

是非あなたにも、この気持ちを詰め込んだ、「たいらん」のラーメンを、一度味わって頂ければと思います。

 

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店舗情報


愛と勇気と炎の拉麺屋たいらん

たいらん泉中央店

宮城県仙台市泉区泉中央3-9-3
TEL:022-776-6755
営業時間
(昼)AM11:30〜PM14:45
(夜)PM18:00〜AM21:00(閉店)
定休日 火曜日

ニューヨークたいらん

たいらんニューヨーク支店

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